ウィッチトライアル 日本語版
Witch Trial (2001)
プレイ人数:3~7人
プレイ時間:45分
対象年齢:10歳
ゲームデザイナー:James Ernest
日本販売メーカー:ニューゲームズオーダーズ
ブラックユーモアに溢れたゲームです。プレイヤーは時には弁護士、時には検事となり、容疑者を裁く法廷に立ち
ます。弁護士のプレイヤーは容疑者が無罪に、検事のプレイヤーは有罪になることで裁判の報酬が得られ、最終的に
より多くのお金を稼いだプレイヤーが勝者となります。...これだけなら普通のゲームなのですが、この裁判は「魔女
裁判」で、プレイヤーにとって大事なのは有罪か無罪か...では全く無く、自分が儲かるかどうかだけなのです。
ゲームは手札のカードを使うことで進行します。まず、プレイヤーが出した容疑者カードと告発カードが組み合わ
さることで、裁判が起こります。「○○さんが、△△の罪で魔女と疑われている」ということです。描かれている住民
は清廉潔白な人物からご近所の評判が悪い人まで様々です。罪の内容も「それは悪い!」というものから、「ちょっと
おしゃべり」というような、「そんなことで!?」というものまであります。容疑者や罪状のカードには数値が記され
ており、この合計が、住民が有罪に近いのか無罪に近いのかを示しています。最終的にはサイコロを振って目をこの
値に足し、13 以上なら有罪、未満なら無罪となりますので、サイコロを振る前に弁護士は証拠カードを出して数値を
減らし、検事はカードで数値を増やし、戦っていくのです。
これだけならまだ真っ当なのですが、弁護士と検事のプレイヤーはしばしば「談合」することになります。裁判は
何回も行われますし、手札は有限ですので、常にオール・オア・ナッシングになるサイコロを振る所に裁判が至る前に、
双方とも「司法取引」を持ちかけるのです。つまり「これ以上はお互いカードがもったいないし、報酬山分けにする
から無罪ってことにしてくれない?」というような提案です。さらに言えば、お互いカードを出しては「どちらかと
いうと有罪になる確率の方が高いから 2/3 下さい」「私のほうが余分に2枚も手札を使ったので多くちょうだい」と
いった、罰当たりなフレーズが飛び交います。
題材はちょっと不謹慎ですが、盛り上がること請け合いのゲームです。冗談の通じる大人同士の席にお勧めです。
¥1,870
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